2017年6月1日木曜日

グダンスク Gdańsk

31, Maja, 2017
sroda

帰国まであと少しなので、ポーランド国内をまわる予定です。

先日はグダンスクというバルト海沿岸の港町に行ってきました。地図上では、ほぼ真上にストックホルムがあり、スウェーデンのニネスハムンというところから船も出ています。


テラス席で、昼間からビールをおいしそうに飲んでいます。
現在は夏のリゾート地としても多くの人が訪れますが、1939年9月1日にドイツ軍の奇襲により(これが第二次世界大戦の勃発につながりますが)、大きな被害を受けた町でもあります。ところどころドイツ風の建物もあります。

特徴は、中央広場がないこと。ドゥーギ・タルグというマーケットスクエアがその代わりになっています。

奥に見える長い建物は市庁舎
バルト海で採れる琥珀も有名です。特にマリアツカ通りは琥珀店がずらっと並んでいます。ツアー客もたくさん見かけました。








海が近いからか、華やかで開放的な町でした。午前中に散策したあとは、もうひとつの目的である、第二次世界大戦博物館に行きました。この博物館は今年の3月23日から一般公開されることになったそうで、ぜひ行こうと思っていた場所です。HPも英語版があり、充実しています。

この廊下に沿って展示があります。122メートルあるこの廊下は展示の軸。人々が戦争についてゆっくり考えてもらいたいという希望が込められているそうです。



ポーランドが戦争によって受けた影響がどのようなものかの展示がメインです。ドイツ、イタリア、ソビエト連邦による攻撃、統制が大きかったことがよくわかります。ナチスが描かれたポスターや、戦争に向かわせるスローガン入りのボードゲームなどのイラスト展示が多かったです。ナチスのマーク入りの軍服や当時のビデオもいたるところで流れています。








「occupation」というコーナーでは、日本についての展示が。




ここには南京事件についての説明があるのですが、「虐殺が30万人、南京で行われた」と書かれています。これに対してある知り合いの日本人は、「ポーランドの子どもたちも大勢見学に来るのに、博物館が中立でないのはおかしい」と言っていた。

意識して見ているのだけれど、無意識になりたいというか、いつもの自分ではない違うモードの自分が見るというか、なんというか、そんな気持ち。

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